ねごとたわごとひとりごと

59さい*楽しい貧乏工夫ひとり暮らし

大きい会社、小さい会社、両方ともに感謝!

びっくり。

9/30に退院、その日の午後にアプリから医療保険の請求手続きをしたのだけれど、何と、もう振り込まれていました。

10/2付だったので、たったの2日!

さすが大きい会社です、日本生命。


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わたしが会社員だった昭和の時代、大手生命保険各社のセールスレディが、社内に出入りしていました。

いまでは信じられない光景だけれど、パンフレットやメッセージ付のキャンディなどを、昼休み中に社員の机の上に配って、営業のきっかけを作っていたのです。

昼食を終えて戻ったデスクで、商談。


なかよしの同僚は、全国一位と評判のSさんの住友生命に加入しました。

他にも何人も加入、Sさんは大躍進。


でも、すきな劇場ナンバーワンが日生劇場だったワタシは、入るなら日本生命と決めていたので、Sさんからは飴ももらいませんでした。笑


ニッセイレディのTさんからパンフレットはもらっていたのだけれど、なかなか決心がつかず…。

ある日の「今月足りないの。おねがい入ってー」という本音の営業に、保険加入を決めたのは1985年12月のことでした。

高卒でお給料も少なかったので、小さい金額の終身保険と医療保険だったけれど、あのとき入っていて、ほんとうによかった。


当時21さいのワタシは(特に相手もいなかったけれど)数年後には普通に結婚して家族を作ると信じていました。

でも、ちがう人生が待っていたのです。笑


こうなってみると、死亡保険300万円は、お葬式や後始末代として充分だし、医療保険にも何度か助けられています。(コロナのときも)


今回は、手術が10万円と、入院が1日5000円×20日、合計20万円をいただきました。


人工股関節の手術は、人工関節も高額、麻酔も高額とは聞いていたけれど、リハビリ代の他にもたくさんの項目があり、請求書には200万超えの金額が記されていました。(ひえ〜)

高額医療控除?のおかげで実際の支払いは、日本生命の保険分でまかなえて、ほんとうにありがたいです。


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きのうは整形外科へ行き、先生に現状を報告、今後のリハビリの予約をしてきました。


リハビリの受付に「以前の担当者で」と言われたので首を振り、ちがう人を希望したけれどダメでした。

以前の方は、前の人が長引いて開始が遅れたのに定時で終了が連続だったので…と当時も言ったし、今回も伝えたのだけれど。

マッサージが少なくて、わたしも知っているような体操に時間を使うのも残念、というのは言わなかったけれど。

2年経ったし、変わっていることを祈ります。

(顔とかは全く記憶にない)


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そしてきょうは、職場にあいさつへ。


わたしが働いているのは、従業員数両手以下の小売店。

小さな店なので、シフトからひとり欠けるのは、大打撃だったと思います。

特にワタシは長く働いていて、細々したことを(勝手にいろいろ)やっていたから。


まず社長に会いに行き、無事退院したこと、長期間お休みをいただいているお礼を言いました。


店の営業は問題なし、経営は順調、他のスタッフの負担を増やさないように、2店舗のうち1店舗を閉めたり、短縮営業したりしているから、気兼ねすることはない。

復帰しても、決してムリをせず、日数も時間も調整して。

そしてもし収入面で不安があるのなら、いくらでも何とかするから、と。

あなただけでなく、スタッフみんなのためにも、店を改装していく予定。

くれぐれも、脚立に上ったり、2階(倉庫があってハシゴで上る)に上がったりしないように。

とにかくカラダを第一に、これからも長く働いて欲しいから。


あたたかいことばに、ほんとうに感謝しかありません。


来週か再来週には、というワタシに、社長はカレンダーを見ながら、とりあえず20日までは休んで10/21からにしましょう。


スタッフのみんなも、もちろんいろいろあると思うけれど(迷惑や負担をかけていることは確実なので)、やさしく迎えてくれる感じでホッとしました。

ひっきりなしの接客の合間に、ムリしないでね、気をつけて、と声をかけてもらってうれしかったです。


休んでいる間、実家方向への電車には乗っていたけれど、都会へ向かったのは久しぶり。

おおぜいの外国人を目にして、現実に戻る心の準備が少しずつ出来てきました。


あと2週間と少し、リハビリにつとめ、仕事復帰に備えたいと思います。

はりきらないで、がんばります。


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Sさんのブログを見て、退院したらすぐに買おうと思っていたのに、近所のコンビニ2軒とドラッグストアは扱いナシ?スーパーは棚に表示があるのに品切れ。

スーパーには歩行練習がてら毎日通い、おとといには、アイスの品出しの方に「コレは入荷しないのでしょうか?」と聞いてみるも、ないとの答え。

ダメ元で、きょうも行ってみたら、ありましたー!

うれしいっ!



もっとシナモンでもよいな。

クッキーじゃなくて、ナッツの方がよいな。


やっと食べられたのに贅沢なコトを思うのでした。

3週間振りのお風呂で入院生活回想

きのう無事退院して、ひとり暮らしのアパートに戻りました。

念のため、ゆうべはシャワーだけにしたけれど、きょうは湯舟に。


お風呂に入る前には、作業療法士さんにもらった資料『人工股関節全置換術後の望ましい生活動作』の「入浴動作」を復習。

問題なしでした♪


入院する前の日の9/10以来なので、3週間振りのお風呂。

入院前日までは、クナイプのミントの入浴剤だったけれど、きょうはきき湯ファインヒートのレモングラスにしました。(もう夏じゃない)


入院した9/11は、病院でシャワーを浴びることが出来ました。


翌日9/12は手術だったので、ベッドの上で安静状態。


9/13の10時すぎに、おしっこの管が取れて、(多分)看護助手さんがふたりががりで、ササッと清拭してくれました。

ここまでは手術着で寝たきり。


清拭後に、上は(1枚だけ用意しておいた)前開きのブラジャー、下は例のパンツ、あとTシャツとリラコに着替えさせてもらいました。

パンツの中に巨大な尿取りパッドを挟まれておどろくけれど、この段階では、されるがまま。笑


だんだんと動けるようになって、翌日はひとり車椅子OKになって、ほんとうにうれしかったです。


手術後は、さいしょは手伝ってもらっての介助浴が基本。

介助浴は火・金で、普通なら9/17までシャワーを浴びることが出来ないはずでした。


それが、なんという幸運!

14と15の日勤の看護師さんがSさんだったのです。


多分、ある程度権限のある立場の方なのだと思います。

14に「あした、どこかで時間作るからシャワー浴びてみます?」と言ってくださり、Sさんのチラッと見守りで、術後3日めに清潔になることが出来ました。

そして翌日からは、ひとりシャワーの許可も。


まさかこんなに早く、しかも毎日シャワーを浴びることが出来るなんて思っていませんでした。

朝の予約で(だいたい)すきな時間に、毎日シャワーを浴びられて、とても快適でした。


もうひとつ、Sさんのおかげで入院生活が快適になったのは、コレ。




術後は内転防止のため、超巨大な青くて固い枕(写真を撮り忘れた)を足の間に固定していなくてはならないのだけれど、それがとても窮屈。

Sさんにも、つい訴えてしまうと、(術後2日で)少し小型にしてもだいじょうぶだから、と足枕を作って来てくれたのです。


ベッドパッド?を固く丸めて、タオルで包んだ手作り枕。

「作るの得意なの。いくつも作ったのよ」


もともと股関節痛を和らげるために抱き枕(綿入)を足の間に挟んで寝ていたのだけれど、Sさんの作ってくれたのは、術後用で、それよりは大きくて固めのもの。


入院中、コレのおかげで寝るときも安全で楽な姿勢になれたし、ベッドの上でリハビリの体操やストレッチをするときにも、すごく便利でした。


とにかくSさんは、すべてにおいて、やさしく気づかいがある方でした。


血栓症予防のための医療用弾性ストッキング。

とてもきついので、術後すぐはムリして自分で履かずに、看護師さんに頼むことになっていました。(脱臼の危険があるので)


Sさんは「まかせて。履かせるの得意なの」と、自分の膝の上にワタシの足をのせて、やさしく、ていねいに、しかもササッと。


車椅子の足置きの上で、かかとだけ乱暴に入れて「あとは出来ますよね」という看護師さん(あの、背中の下に何か…と訴えたけれどムシした人)との差…。


どんな職業でも、いろんな人がいるけれど、看護師さんも、ほんとうにいろいろ。

技術的なこともあると思うけれど、いちばんは人柄。


いつ、どの看護師さんに「当たる」かで、入院生活が大きく変わってしまいます。


Sさんに術後すぐの2日を担当していただけたおかげで、その後の入院生活がどれだけ快適だったことか。


その後はお会い出来なかったけれど、ほんとうにありがとうございました。


退院の日に投書箱に簡単なお礼の言葉を入れてきたけれど、ちゃんとご本人にもお手紙を書こうと思います。(と、ここで宣言!)

さいごの夜

さみしい。

あしたで退院。


ある意味「理想のくらし」だったかも。


家具も電化製品も最低限。

衣類も最低限。

おいしくて健康的なごはん。

定期的な運動。

まわりの方との、ゆるい関わり。


なーんて、のんきに言っていられるのも、命に関わらない手術と入院だったから。


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きょうのお昼ごはん前、お手洗いに行っている間に、T先生がテーブルにメッセージを置いてくださっていました。


びっくりして急いで探しに行ったらナースステーションに。

忙しそうにされていたけれど、お礼は言えました。

ほんとうにいい先生…。


転倒と脱臼に気をつけて、大切に使います。

ありがとうございました!


お股部分にモザイクかけました(笑)