ねごとたわごとひとりごと

59さい*楽しい貧乏工夫ひとり暮らし

図書館本と不要不急だけれど外出


文芸誌での連載をまとめて去年の12月に発行されたばかりですが、ちょうどのタイミングで予約が出来て、もう読めました。

中島京子さんのSF短編集「キッドの運命」。

とてもとてもおもしろかったです。


近い未来、現実に普通に起きそうなことばかり。

お話の内容はもちろん、絶妙な固有名詞が素晴らしくて、ほんとうっぽさを増しています。

カタカナ固有名詞(多分英語由来)も多いので、英語が出来る方は、きっともっと「わかって」楽しめるのだろうなあ、とうらやましく思いました。

さいごの「チョイス」は、日本語を添削してもらいながら書いているという設定で、文章にも凝っていて、ことば(特に日本語)を愛するわたしには、そこも興味深かったです。


新型コロナウイルスでたいへんなことになっている世の中。

イベントは中止、遊園地も美術館も休み、デパートも短縮営業。

突然学校が休みになって、卒業式すら出来ないところもあるらしくて、こどもたちが、ほんとうにかわいそう…。

これは現実のことで、SF小説の世界ではありません。


小さなこどももいない、旅行や観劇の予定もない、何かを決める責任ある立場でもない、体力のある健康な大人のひとり暮らしであるワタシ。

この先仕事がどうなるのか不安はあるけれど、指示に従うのみ。

何も困っていなくて、ほんとうに申しわけない…。


きょうは休みで、ほぼニュースも見ないですごしていました。

これから駅ビルの飲食店で飲み会です。

昔、習い事で一緒だった仲間5人での集まりで、会うのは1年振り以上。

ずいぶん前から日にちを決めて楽しみにしていました。

もちろん不要不急。

でも、いまのところ誰もやめようと言って来ないし、満員電車に乗って通勤していることを考えると、突然きょうの集いだけやめても無意味?

わたし自身が発症していない感染者かもしれないけれど、検査もしていないし、してもらえないだろうし、検査して陰性でも、その後感染しての潜伏期間かもしれないし…。

どうしたらよいのかわからないので、とりあえず、行って来ます。


早く終息しますように!