図書館本と不要不急だけれど外出
文芸誌での連載をまとめて去年の12月に発行されたばかりですが、ちょうどのタイミングで予約が出来て、もう読めました。
中島京子さんのSF短編集「キッドの運命」。
とてもとてもおもしろかったです。
近い未来、現実に普通に起きそうなことばかり。
お話の内容はもちろん、絶妙な固有名詞が素晴らしくて、ほんとうっぽさを増しています。
カタカナ固有名詞(多分英語由来)も多いので、英語が出来る方は、きっともっと「わかって」楽しめるのだろうなあ、とうらやましく思いました。
さいごの「チョイス」は、日本語を添削してもらいながら書いているという設定で、文章にも凝っていて、ことば(特に日本語)を愛するわたしには、そこも興味深かったです。
新型コロナウイルスでたいへんなことになっている世の中。
イベントは中止、遊園地も美術館も休み、デパートも短縮営業。
突然学校が休みになって、卒業式すら出来ないところもあるらしくて、こどもたちが、ほんとうにかわいそう…。
これは現実のことで、SF小説の世界ではありません。
小さなこどももいない、旅行や観劇の予定もない、何かを決める責任ある立場でもない、体力のある健康な大人のひとり暮らしであるワタシ。
この先仕事がどうなるのか不安はあるけれど、指示に従うのみ。
何も困っていなくて、ほんとうに申しわけない…。
きょうは休みで、ほぼニュースも見ないですごしていました。
これから駅ビルの飲食店で飲み会です。
昔、習い事で一緒だった仲間5人での集まりで、会うのは1年振り以上。
ずいぶん前から日にちを決めて楽しみにしていました。
もちろん不要不急。
でも、いまのところ誰もやめようと言って来ないし、満員電車に乗って通勤していることを考えると、突然きょうの集いだけやめても無意味?
わたし自身が発症していない感染者かもしれないけれど、検査もしていないし、してもらえないだろうし、検査して陰性でも、その後感染しての潜伏期間かもしれないし…。
どうしたらよいのかわからないので、とりあえず、行って来ます。
早く終息しますように!
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