ねごとたわごとひとりごと

59さい*楽しい貧乏工夫ひとり暮らし

アパート探し

30さいのときに、はじめてひとり暮らしを始めたのは、築43年の古いアパートでした。

そのアパートが取り壊しのため立ち退きとなり、歩ける距離のいまのアパートにひっこしたのが12年前。

ひっこした当時は築23年だったけれど、大手住宅メーカーのアパートで設備も整っていたし、部屋の壁紙も張り替えられていたので、「新しくてキレイ!」と思いました。


いま現在も特に問題ないし、まだまだイケる感じです。

今回の取り壊しは「老朽化」というより「オーナーさんの都合」なんだと思います。

だって、もっともっと古くて壊れそうなアパートがたっくさん存在していて、思いっきり入居者を募集しているのだから。


物件情報を検索しまくる日々を送るようになって半月。

何となく相場みたいなモノもわかってきて、長く空室のままっぽい物件も見当がつくようになってきました。

よさげな物件は、見たと思ったら、すぐに消えています。


新しい住まい候補の駅は、いまの駅より家賃の安い下り方面を増やして13コ。


13コも候補の駅があると、検索するのもたいへんです。

そして、どのサイトもいい加減で、条件どおりのリストが出てきません。

すぐにわかるようなまちがいも多いし。


家賃、駅からの距離、設備や間取り、通勤や帰省にかかる時間や交通費などを、加点したり減点したりして、総合的に考えます。

何がだいじで、何はあきらめられるか。

お金があんまりないので、古い物件専門だけれど、その中でもよさそうなトコロを探します。

同じような条件でも、図々しい高値だったり、ありがたい安値だったり。

メルカリと同じです。


いままで全く候補にしていなかった「洗濯機置場が外もアリ」と思ってきたのは今週になってから。

築年は、いま住んでいるところよりちょっとだけ古くて、いまよりも狭いけれど、とにかく家賃が安いし気になるアパート。

きょう、しごと帰りに(交通費を奮発して)外からチラッと見てきました。


6戸のうち2戸が空室らしいけれど、あとの4人は、いったいどんな人〜?

集合住宅でいちばん重要なのは、実は住民だと思うのです。

夜だしよくわからないけれど、住んでいるのはサラリーマンや学生さんじゃなさそうだなあ。


だってココ、「生活保護の人、高齢者、事務所利用も可、2人入居もペットもOK」とうたっているのです。


そんな、ちょっとあやしげなアパートに魅かれているワタシ。

洗濯機カバーの検索もしてしまいました。

(そのまま外置きだと劣化が激しいらしい)


人生で2回借りたアパートは、どちらもそこしか見学しませんでした。

どちらも取り壊しで立ち退き。

そして、そのどちらも住所に同じ漢字が入っていたのです、あらためて思うと。


そして。

きょう見に行ったアパートも、住所にこそその漢字は入っていないけれど、駅にはその漢字が…。


運命?

数年後には取り壊しになりそうな古さだし?


もうひとつ、同じ駅で気になっていた物件(いまと同じ住宅メーカーの同レベルのアパート)も見に行ったのだけれど、住宅地で迷子になり、辿り着きませんでした…。

情報サイトで見た、部屋からの景色がよさそうだったけれど、やっぱり毎日坂道を上るのは嫌なので候補から消去です。


迷子になった高台からの眺め