ねごとたわごとひとりごと

59さい*楽しい貧乏工夫ひとり暮らし

「ディーバ」

きょうは休みで、夕方から映画を見に。


2020年の春、コロナで外出自粛が厳しかった頃、ミニシアターを応援するクラウドファンディングに寄付をしました。

お礼に無料招待というのがあったのだけれど、期限はいつだったかなあ、さすがにもう切れてるよなあ、と、ときどき思い出していたところ、先日「今年いっぱいです」とメールが。


一時期通っていたミニシアターは、昔のままでした。

無料招待に選んだのは、見そびれていた「ディーバ」。

映画がすきでフランスがすきなので、いまさらだけれど、ちゃんと映画館で見られてよかったです。

「わたしの映画」ではなかったけれど、とても凝っていておしゃれでした。


そして思ったこと。

「いまさらだけれど見なくては」シリーズ。

他にもあるのだけれど、そんなに一生懸命見ることないかなあ。

見てもすぐ忘れちゃうし。


ほんとうに、最近はもう何も覚えていられません。

若い頃に見たもの読んだものは、いまでもこんなに鮮明なのに…。


「ディーバ」でかっこよかったのは、リシャール・ボーランジェ。


そこから思い出す、娘のロマーヌ・ボーランジェ。

横浜フランス映画祭(1993年の第1回)のゲストで来ていました。

すごくかわいかったです。

「野性の夜に」の上映後のサイン会のとき、終了時間になっても「並んでくださった全員にします」的なことをスタッフに言っていたのが印象的でした。

映画は、たいへんハードな内容で(恋人が実はバイセクシャルでエイズに感染していた)、濃厚な恋愛場面の詳細まで覚えています…。


若いときの記憶力ってすごい。

反対に、いまの記憶力のなさ、って…。


でも、ほんのときたま、しっかり覚えているものもあるのです。

そういうものこそ、「わたしの映画」や「わたしの本」なのだと思います。


そんな作品に出会いたくて、もあるけれど、「映画館で映画を見る」は、貧乏生活の中の唯一の贅沢。

来週再来週と予定が続いています♪