ネタバレ注意「ツユクサ」
きのうは仕事帰りに「ツユクサ」を見て来ました。
金よう日は950円の映画館でお得に♪
ネタバレ満載なので、これから映画をごらんになる方はご注意ください。
小林聡美のキスシーン。
はじめて見て「しまった」かも。
生々しいというほどではなかったけれど、何だか見てはいけないモノを見てしまったような、(中年の)ワタシはよいのだけれど、若い方たちは見たくないかも…とか、失礼な心配をしてしまいました。
昼間に街中で、中年カップルが湿度高い雰囲気でくっついているのを見ると、「え…いまココで…?」と思ってしまうワタシ。
ずいぶん前になるけれど、しっかり中年だった自分が当事者のときは、「世界中の人にきもち悪いと思われても構わない。おねがい、ゆるして。見苦しくてごめんなさい。わたしは大すきな○○さんと手をつなぎたい!」と、昼間から街中で「恋人つなぎ」をし、夜は(人目を避けながら)キスまでしていたくせに。(いまとなっては遠い話で「アレはワタシ?」って感じなのだけれど)
でもどうして、外国映画なら中高年の濃厚な恋愛場面も平気なのに、小林聡美と松重豊のキスシーンには落ち着かないきもちになるんだろう?
見慣れていないので、勝手に照れ臭さがあるのかな。
でも、あからさまな表現でないのもよいと思うのです。
もしワタシが監督だったら…
松重豊が戻って来たところでブレーカー落ちの暗転で見えないキスシーン。
2回めの昼間のはぜったいナシ(もちろん役のふたりは昼も夜もしていて当然だけれど場面としてはナシ)、歯を見るシーン(松重さんは歯科医なのです)でほのめかす。
なんて、キスシーンのことばかり語ってしまいましたが、それは映画の一部分。
まあ結論、わたしにとっては、そこばっかり気になってしまうような映画でした。
あと、比較するのも変かもしれないけれど、最近見たシネマ歌舞伎(舞台中継の映画化みたいなもの)の「桜姫東文章」の恋愛場面は素晴らしかったです。
「様式美」というものなのだろうけれど、うっとりする美しさにドキドキ。
あまりにも色っぽくて、困ってしまうくらいでした。(おじいさん同士なのにー)
実際には、すっかりごぶさただし、もう一生ご縁がないかもしれない恋愛。
せめて好みの映画や小説などで楽しみたいです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。