61年前の映画
きょうは仕事A。
人出はすごいけれど、お客さんはほとんどいません…。
倉庫の片付けに励みました。
そして帰りは、急遽映画へ。
きのうの夕刊で「大島渚全映画秘蔵資料集成」刊行記念の映画上映があることを知ったのです。
プログラムを調べてみると、ちょうどきょうの夜にお目当ての映画が!
1960年の作品、「太陽の墓場」です。
17さいの佐々木功さまに会って来ました。
たしか30年以上前にテレビ放送があったときにいちど見たけれど、ほぼ記憶なし。
解説には「1960年代日本の代表的なスラム街である釜ヶ崎を舞台に、社会の底辺で蠢いている群衆に焦点を当てた問題作。下層労働者たちの不満や残酷さと、そこから放たれるエネルギーは、当時の若い世代を大いに刺激した」と、あります。
映画としては、全くわたしの好みではありません。
街も人々もボロボロでドロドロで汗まみれ。
殴ったり蹴ったりはもちろん、売血、窃盗、強姦、殺人…。
昔、ラジオか何かで「濡れ場もある役で母親が驚いていた」と、当時のことをご本人が話していたのをおぼえています。
そんな場面もチラッとはありますが、基本ずっとふわふわ弱々しい不良?ちんぴら?姿で、かわいらしいです。
舞台が大阪なので大阪弁なのだけれど、それがまたぎこちない感じで、話すときの声はこどもみたい。
それなのに、歌う(場面が、あるのです。もしかしたらサービス?)声は、あのいい声!
しゃべる声と歌声の差が不思議な感じでした。
はじめて行ったミニシアターは感染対策をしっかりされていて、集っている「映画通」の方々も、みなさん気をつかっているようすでしたが、映画館に行き着くまでには、マスクもしないで屯している若者が、かなり…。
「居酒屋でーす!」の呼び込みをマスクなしでしていて、おどろきました。
土よう日の夜だからでしょうが、街は密、道沿いの飲食店も大盛況。
わたしも今夜あの街の密を増やしてしまいました…。
映画には、先日亡くなった田中邦衛さんも出演されていました。
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