長期借用図書館本返却
3月末に借りた3冊。
図書館もずっと休館で返却期限が延長延長延長、だったのです。
まるで自分の本のように、ずっと部屋に置いてありました。
でもほんとうは図書館の本なので(当たり前)ギリギリになって読み、きょう返して来ました。
小林聡美のエッセイ「聡乃学習」。
デビューの頃から、ご本人も作品も大すき。
最新作も安定のおもしろさでした。
さいごのお話には涙…。
でも、かなしいお話も湿っぽくならないのが、彼女のよさです。
いま、古めのドラマの再放送をたくさんやっているけれど「すいか」見たいなあ。
「片づけたい」は、片づけ方のノウハウ本ではなくて、片づけに関するエッセイ集でした。
有名な人、知っている人、知らなかった人。
共感することが多かったです。
特に「エントロピー」にうなずきました。
井上荒野「あちらにいる鬼」。
図書館本は、予約してから借りられるまでが長いので、なぜ読みたいと思ったか忘れてしまいがち。
すきな作家さんの新作だから?と読みはじめ、途中で気づきました。
図書館本は帯なしですが、書店に並んでいる本には
「作者の父井上光晴と、私の不倫が始まった時、作者は五歳だった」
「モデルに書かれた私が読み傑作だと、感動した名作」
と、瀬戸内寂聴さんの推薦文が。
もちろんフィクションも入っているのだろうけれど、きっと、ほぼほんとうの話。(さっき検索して関連記事を読んだら、取材時に「何でも聞いてー」と寂聴さん。すてきすぎる)
書くのも書かせるのもすごいと思いましたが、書けてよかったと思います。
みんなしあわせそう。
そんな不倫もあるのですね。
経験値が低いまま、色恋の世界から遠く離れてしまったわたしには、ため息しか出ません。
久しぶりの図書館は、出勤前に寄ったからか、ほとんど人がいなくて、雑誌や新聞のコーナーは空っぽ、イスに座って読むことも禁止、書架はガラガラ、かなしい雰囲気でした。
早く普通の図書館に戻りますように。
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