11か月振りの外食と図書館本
きのうは仕事Aの後、久しぶりに友だちとごはんを食べました。
半年前に公園で会ったけれど、外食は、何と11か月振り。
パパッと食べて、しっかりマスクをしてから、積もる話をしました。
ときどきLINEでやりとりはしていても、やっぱり直接会ってしゃべるのとはちがいます。
おたがいのグチに共感、おもしろ話に大笑い、楽しい時間をすごしました。
待ち合わせのファミレスに行く前に、ちょっと本屋さんに寄りました。
どうしても確認したいことがあったのです。
それは、本のにおい。
結果は、普通に紙のにおい、でした。
今回返した図書館本は、瀬尾まいこさんの「夜明けのすべて」。
同じ会社で働く、PMSの女の子と、パニック障害の男の子が、おたがいの病気のことに気づき、相手のことを助けようと関わっていくお話。
その助け方が、ときどきズレていて笑えるところが、何とも瀬尾まいこさんっぽい。
ふたり以外のまわりの人たちも、みんないい人ばかりで、いまは辛いだろうけれど、ちゃんと「夜明け」が感じられます。
世の中の会社(や学校や地域)が、みんな、こんなだったらよいのになあ。
やさしいきもちになる、あったかいお話でした。
でも、でも…。
さいしょはよくわかりませんでした。
読んでいると、きもち悪い。
え?
本が…臭い?
洗剤とか柔軟剤とかによくある人工的な臭いが、頁をめくる度に漂って来るのです。
まさかと思ったけれど、臭いの元は、たしかにこの本。
閉じていると臭いません。
表紙は固いし、図書館の本はビニールでカバーされているから?
でも、開いた本からは、モワモワ〜と、多くの人にとっては、ほのかなよい香り、わたしにとっては苦手な人工的な臭いが襲ってくるのです。
なるべく顔を離して、換気をしながら読みました。
やっと回って来た人気の本なので、最長でも2週間しか借りられないはず。
部屋中に香りが満ちていて、その香りが移ったのでしょうか?
いや、洗濯しながら読んでいて、柔軟剤をこぼしてしまったのでしょうか?
もしや、新手法?
効果を狙って、香りを練り込んだ紙を使っての製本なのでしょうか?(でも、内容にそぐわないような…)
それを本屋さんの新しい本で確認したかったのでした。
仕事Aの同僚(香料苦手仲間)と、きのう会った友だちにも、試しに嗅いでもらったら「におう」とのことだったので、わたしの気のせいではないと思います。
おそるべし柔軟剤!(じゃないかもしれないけれど)
ついでに思い出したこと。
高校時代、図書館で借りた本を読んでいたら、絶妙な頁に、(抜いたであろう)髪の毛が、ごっそり挟まっていました。(ひぇ〜!)
その本は、萩原葉子さんの「蕁麻の家」。
怖い内容に合わせて、次に読む人が、より一層怖く感じるように仕組んだのでしょうか?
効果抜群でした。
図書館本…。
わたしが読もうとする本を、わたしの前に読んだ人たちは、わたしにとって好ましい、普通の人たち。
そう思わないと、利用出来ません。
おねがい、どうか、細工はしないでー。
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