ねごとたわごとひとりごと

59さい*楽しい貧乏工夫ひとり暮らし

11か月振りの外食と図書館本

きのうは仕事Aの後、久しぶりに友だちとごはんを食べました。

半年前に公園で会ったけれど、外食は、何と11か月振り。

パパッと食べて、しっかりマスクをしてから、積もる話をしました。

ときどきLINEでやりとりはしていても、やっぱり直接会ってしゃべるのとはちがいます。

おたがいのグチに共感、おもしろ話に大笑い、楽しい時間をすごしました。


待ち合わせのファミレスに行く前に、ちょっと本屋さんに寄りました。

どうしても確認したいことがあったのです。


それは、本のにおい。

結果は、普通に紙のにおい、でした。



今回返した図書館本は、瀬尾まいこさんの「夜明けのすべて」。


同じ会社で働く、PMSの女の子と、パニック障害の男の子が、おたがいの病気のことに気づき、相手のことを助けようと関わっていくお話。

その助け方が、ときどきズレていて笑えるところが、何とも瀬尾まいこさんっぽい。

ふたり以外のまわりの人たちも、みんないい人ばかりで、いまは辛いだろうけれど、ちゃんと「夜明け」が感じられます。

世の中の会社(や学校や地域)が、みんな、こんなだったらよいのになあ。

やさしいきもちになる、あったかいお話でした。


でも、でも…。


さいしょはよくわかりませんでした。

読んでいると、きもち悪い。

え?

本が…臭い?

洗剤とか柔軟剤とかによくある人工的な臭いが、頁をめくる度に漂って来るのです。

まさかと思ったけれど、臭いの元は、たしかにこの本。

閉じていると臭いません。

表紙は固いし、図書館の本はビニールでカバーされているから?

でも、開いた本からは、モワモワ〜と、多くの人にとっては、ほのかなよい香り、わたしにとっては苦手な人工的な臭いが襲ってくるのです。


なるべく顔を離して、換気をしながら読みました。


やっと回って来た人気の本なので、最長でも2週間しか借りられないはず。

部屋中に香りが満ちていて、その香りが移ったのでしょうか?

いや、洗濯しながら読んでいて、柔軟剤をこぼしてしまったのでしょうか?

もしや、新手法?

効果を狙って、香りを練り込んだ紙を使っての製本なのでしょうか?(でも、内容にそぐわないような…)


それを本屋さんの新しい本で確認したかったのでした。


仕事Aの同僚(香料苦手仲間)と、きのう会った友だちにも、試しに嗅いでもらったら「におう」とのことだったので、わたしの気のせいではないと思います。

おそるべし柔軟剤!(じゃないかもしれないけれど)


ついでに思い出したこと。

高校時代、図書館で借りた本を読んでいたら、絶妙な頁に、(抜いたであろう)髪の毛が、ごっそり挟まっていました。(ひぇ〜!)

その本は、萩原葉子さんの「蕁麻の家」。

怖い内容に合わせて、次に読む人が、より一層怖く感じるように仕組んだのでしょうか?

効果抜群でした。


図書館本…。

わたしが読もうとする本を、わたしの前に読んだ人たちは、わたしにとって好ましい、普通の人たち。

そう思わないと、利用出来ません。

おねがい、どうか、細工はしないでー。