「類」と森茉莉さん
仕事Aの前に図書館へ。
返したのは、仕事Bの勉強のための本がほとんどで、小説は1冊だけでした。
朝井まかてさんによる、森鷗外の末の子「類(るい)」の物語。
森茉莉ファンなので、一応読んでみました。
高校時代、いちばん熱心に読んだのが森茉莉さんなのです。
単行本になっていない小説や随筆は、図書館の書庫から文芸誌を出してもらって読むくらい凝っていました。
独特なことばの使い方にうっとりしながら、当て字を抜き書きして一覧表を作り、映画や絵画やフランス語のことを調べ…。
インターネットのない時代、時間も手間もかかったけれど、どんどん自分の世界が広がっていくのがおもしろかったです。
当時、週刊新潮で連載していた「ドッキリチャンネル」も、楽しみだったなあ。
などと、「類」を読みながら、高校時代の自分のことを思い出して、なつかしいきもちになったのでした。
古い全集は、字が小さくて読めない
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