図書館に寄って、2冊返し、(予約本を)2冊受け取って来ました。
素晴らしかったです。
読んでよかった。
今年の2月のNHKスペシャルで、小堀医師のことを知りました。(BSは映らない…)
内容に加えて、登場するお医者さまが森鷗外の孫ということで、興味深く見ました。
小堀先生は、想像以上にすてきでした。
まず、姿かたちがよい。
そして、当然だけれど、頭がよさそう。
それでいて全く気取りがなくて、淡々とやさしい。
ドキュメンタリーとしても素晴らしく、静かに感動…。
あらためて、両親や自分のさいごのことを考えました。
その後、ほぼ日で糸井重里さんとの対談を読み、映画を見て、監督が書いた本を読み、さいごに小堀鷗一郎先生の本を読みました。
偶然だけれど、見たり読んだりの順番も正解でした。
もしいちばん先に小堀先生の本を読んでいたら、こんなにはわからなかったと思うから。
姿や声が浮かんでくるから、ひとりひとりとの関わりが、より一層伝わりました。
文学作品だけでなく、専門の資料や新聞記事など、いろいろなところから引用、先生の付けた傍点が、ずっしり響きます。
久しぶりのみすず書房。
高校時代にレインの精神分析本とか、一生懸命読んだなあ。
もう1冊は、
よかったです。
瀬尾まいこさんをさいしょに読んだのは何だったかな?
NHKドラマ「七子と七生」(蒼井優ちゃん、よかった)の頃から、ほぼ(図書館本で)読んでいます。
これは、結婚から娘さんが3さいになるくらいまでのエッセイ。
わたし自身は(残念ながら)結婚も出産も子育ても経験ナシなのですが、妹たちや甥姪たち、そのこどもたちのおかげで、ちょっとだけ擬似体験してきました。
だから「あるある話」としても、楽しかったです。
どの話もあたたかくて、知り合いでもないのに、家族の話を聞かせてもらえてうれしいきもち。
でもさっき、Amazonのレビューを見たら(好奇心でときどき見る)「自慢話や親バカぶりにウンザリ」という人もいたので(多分まだ若い方で、同僚から届く年賀状がこどもの写真だったりすると顔をしかめるタイプ?)人それぞれなのかも。
わたしは、くすりとしたり、大笑いしたり(何ヶ所もある!)、じんとしたりしながら、しあわせなきもちで読みました。
計算すると、娘さんはもうすぐ6さい。
続きの話も聞きたいなあ。