ねごとたわごとひとりごと

60さい*楽しい貧乏工夫ひとり暮らし

3週間振りのお風呂で入院生活回想

エミコ

きのう無事退院して、ひとり暮らしのアパートに戻りました。

念のため、ゆうべはシャワーだけにしたけれど、きょうは湯舟に。


お風呂に入る前には、作業療法士さんにもらった資料『人工股関節全置換術後の望ましい生活動作』の「入浴動作」を復習。

問題なしでした♪


入院する前の日の9/10以来なので、3週間振りのお風呂。

入院前日までは、クナイプのミントの入浴剤だったけれど、きょうはきき湯ファインヒートのレモングラスにしました。(もう夏じゃない)


入院した9/11は、病院でシャワーを浴びることが出来ました。


翌日9/12は手術だったので、ベッドの上で安静状態。


9/13の10時すぎに、おしっこの管が取れて、(多分)看護助手さんがふたりががりで、ササッと清拭してくれました。

ここまでは手術着で寝たきり。


清拭後に、上は(1枚だけ用意しておいた)前開きのブラジャー、下は例のパンツ、あとTシャツとリラコに着替えさせてもらいました。

パンツの中に巨大な尿取りパッドを挟まれておどろくけれど、この段階では、されるがまま。笑


だんだんと動けるようになって、翌日はひとり車椅子OKになって、ほんとうにうれしかったです。


手術後は、さいしょは手伝ってもらっての介助浴が基本。

介助浴は火・金で、普通なら9/17までシャワーを浴びることが出来ないはずでした。


それが、なんという幸運!

14と15の日勤の看護師さんがSさんだったのです。


多分、ある程度権限のある立場の方なのだと思います。

14に「あした、どこかで時間作るからシャワー浴びてみます?」と言ってくださり、Sさんのチラッと見守りで、術後3日めに清潔になることが出来ました。

そして翌日からは、ひとりシャワーの許可も。


まさかこんなに早く、しかも毎日シャワーを浴びることが出来るなんて思っていませんでした。

朝の予約で(だいたい)すきな時間に、毎日シャワーを浴びられて、とても快適でした。


もうひとつ、Sさんのおかげで入院生活が快適になったのは、コレ。




術後は内転防止のため、超巨大な青くて固い枕(写真を撮り忘れた)を足の間に固定していなくてはならないのだけれど、それがとても窮屈。

Sさんにも、つい訴えてしまうと、(術後2日で)少し小型にしてもだいじょうぶだから、と足枕を作って来てくれたのです。


ベッドパッド?を固く丸めて、タオルで包んだ手作り枕。

「作るの得意なの。いくつも作ったのよ」


もともと股関節痛を和らげるために抱き枕(綿入)を足の間に挟んで寝ていたのだけれど、Sさんの作ってくれたのは、術後用で、それよりは大きくて固めのもの。


入院中、コレのおかげで寝るときも安全で楽な姿勢になれたし、ベッドの上でリハビリの体操やストレッチをするときにも、すごく便利でした。


とにかくSさんは、すべてにおいて、やさしく気づかいがある方でした。


血栓症予防のための医療用弾性ストッキング。

とてもきついので、術後すぐはムリして自分で履かずに、看護師さんに頼むことになっていました。(脱臼の危険があるので)


Sさんは「まかせて。履かせるの得意なの」と、自分の膝の上にワタシの足をのせて、やさしく、ていねいに、しかもササッと。


車椅子の足置きの上で、かかとだけ乱暴に入れて「あとは出来ますよね」という看護師さん(あの、背中の下に何か…と訴えたけれどムシした人)との差…。


どんな職業でも、いろんな人がいるけれど、看護師さんも、ほんとうにいろいろ。

技術的なこともあると思うけれど、いちばんは人柄。


いつ、どの看護師さんに「当たる」かで、入院生活が大きく変わってしまいます。


Sさんに術後すぐの2日を担当していただけたおかげで、その後の入院生活がどれだけ快適だったことか。


その後はお会い出来なかったけれど、ほんとうにありがとうございました。


退院の日に投書箱に簡単なお礼の言葉を入れてきたけれど、ちゃんとご本人にもお手紙を書こうと思います。(と、ここで宣言!)