ねごとたわごとひとりごと

60さい*楽しい貧乏工夫ひとり暮らし

ムネカタキョウダイ

エミコ

きょうは映画の日。

1300円なので、またまたツエをついて行って来ました。



「宗方姉妹」(「むなかたしまい」だと思っていました)は小津安二郎の1950年作品。

失業中の夫(酒浸りの暗い男)をバーで働きながら支える姉が田中絹代、同居している明るく茶目っ気のある妹が高峰秀子です。


「保守的な姉と自由奔放な妹の対比」らしいけれど、周囲の人たちを含めて、みんなそれぞれ事情があるのはわかるし、誰がいいとか悪いとかは思いませんでした。

仕事を選んで長く失業しているのは自分も悪いのに、被害者面で陰鬱にしている男に尽くす、とか考えられないけれど、あの時代では大多数だったのでしょう。(しかし、乱暴はいかん)


好き嫌いがはっきりしていて、思ったことはしっかり相手に伝える。

わざと男の子みたいな言葉づかいをして、自分のことを「マリコは〜」なんて言ったりも。

そんな妹役の高峰秀子が、とにかくかわいかったです。

コロコロ変わる表情も台詞も歌も、昭和っぽい愛嬌満載で、「たまらん!」って感じでした。


姉の昔の恋人(未満)の上原謙は、かっこよくて、やさしくて、お金もあって、頭もよくて、おだやかで…それだけ。(それだけって、それだけで十分。笑)


いまも昔も、ひとりひとりが「ちゃんと自分で考えて」「自分のしあわせ」を求めて生きられるのがよいなあ、と思います。

そう出来ない事情もあれこれあるだろうから、なるべく、で。


古い映画の楽しみ、昔の銀座や関西の風景も趣があってすてきでした。


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あしたはMRIの撮影。

撮影だけで診察は来週だし、技師の人は何も言ってくれないだろうけれど、金よう日くらいから、どんどんよくなっている実感ありです。

基本、両股関節と(頸椎からの)右腕が痛かったのが、やらかしてから「左股関節痛だけ」になったのが、右腕痛も復活したので。


この感じで回復すると、来週の診察までにはツエなしで歩けて、とりあえず「仕事に復帰して手術待ち」になると予測しています。

甘いかなあ。